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2025/01/29 16:34

1.「陽楽の森」について
奈良県北葛城郡王寺町と上牧町にまたがる、住宅街の中にある約50ha(東京ドーム10個分)の里山「陽楽の森」。隣接する元生コン跡地部分を含む敷地が陽楽ノ森くらしごと学校の主なフィールドになります。JR畠田駅から徒歩10分で歩いていける森です。この森の所有者であり、森林資源を活用した先進的な取り組みを行う、一般社団法人大和森林管理協会代表理事・株式会社谷林業代表取締役を務める谷茂則さんと共に、株式会社青春代表の田村ヒロシは、約13年前から陽楽の森に関わってきました。「チャイムの鳴る森」「TREE FLAG FES」「王寺森のスコーレ」といった大小のイベントを通して、森と人を繋ぐ場作りに取り組んできました。くらしごと学校と森の新店舗を運営する「株式会社青春」、森林管理や薪ストーブ販売など森に人が集まる仕組みをつくる「一般社団法人大和森林管理協会」、森づくり団体の「みんつく」、陽楽の森で地域食堂など様々な活動を行う障害福祉サービス事業者「なないろサーカス団」など、様々な個人や団体が陽楽の森で事業や取り組みを行っています。

2.陽楽の森新店舗と教室部分(2025年秋ごろ完成予定)


2025年秋ごろ、陽楽の森の中に新しく誕生するランドマークとなる新しいお店(拠点)が誕生します。新店舗には、1F部分が薪のパン屋、2F部分は珈琲焙煎所と里山食堂、くらしごと学校の教室としても使用するコモンズルームが入ります。くらしごと学校の授業はコモンズルームやカフェ部分、森の中や周辺の施設などを活用して行います。授業後はカフェテラスで課題に取り組んだり、陽楽の森を散歩したり、時には焚き火を囲んで仲間と対話するイベントも企画予定です。新店舗の建築には、トレーサビリティが確保された奈良県吉野産の木材を使用しており、吉野林業の歴史を体感できるミュージアム的な建築となります。設計は、佐川おもちゃ美術館、長門おもちゃ美術館などを手がける木のスペシャリスト、伊藤立平建築設計事務所が担当。建築コンセプトには、谷茂則さんのビジョンや想いが反映されています。尚、2025年5月に開校する写真コースは建築中のためこの新店舗は使えないため、陽楽の森内の既存施設を使用して授業を行います。



3.「陽楽ノ森暮らしの学校」の夢


たった1つの学びから世界が広がることがあります。代表田村の場合は、入り口は写真でしたが、写真思考が起点となり場を作り会社を経営し、最終的に森の中で仕事をすることになりました。あなたが受講するその講座の先に、無限の世界が広がっています。まずは難しいことを考えず、楽しみながら学び自己表現してみてください。ただ自分が楽しくて作ったモノが、巡り巡って地域や社会、周囲の人々にプラスの作用をもたらすこともあるかもしれません!くらしごと学校で一番ワクワクしているのは、各コースが横断して交流が生まれ、ものづくりをすること。例えば、ひとり林業コースの生徒が出材した木を、デザインコースの生徒がプロダクトをデザインする。完成した商品を、小商コースの生徒が企画したマルシェやECサイトで販売する。もちろん写真撮影は商品撮影コースの生徒が担当します…。名物イベント「合同卒業制作展」で各コースが作品発表をしたりプレゼンし、森の中は多くの人々で賑わう。様々な社会課題や、「なんでこうなっちゃうの」な出来事を、ジャンルを横断し共同で作り上げ、新しいアイデアや価値が生まれる。 森の中やカフェテラス、陽楽の森の様々な場所で、そんな活動や会話が自然発生する未来。陽楽の森をベースに、わたしたちは多くのこと学び、人生において大切なことに気がつける場所になるかもしれません。現段階では妄想に過ぎませんが、くらしごと学校が思い描く実現してゆく夢です。


⚪︎そうぞう学部
・写真学科(写真基礎コース、商品写真コース)
・ものづくり学科(デザイン、建築コース)
⚪︎くらし学部
・暮らしデザイン学科(コーヒー焙煎、発酵)

・小商学科(カフェ経営コース)
⚪︎しぜん学部
・森づくり学科(ひとり林業コース)


上記、学部とコース一覧は現在構想中のものです。くらしごと学校の全体像を知っていただくためにあえて記載しました。そのため、2026年の講座開催が確定したわけではありませんが、2026年の本格開校に向けて少しづつ準備をしてまいります。こんな講座をしてほしい、という声も大歓迎です。